<オリジナル英文記事>先週イランで勃発した大統領選に強く異議を唱える抗議活動が広まった時、私は、イランに住んでいるセカンドライフ住民を探した。昨年リンデンが出版した(上の)人口統計によれば、昨年の時点で100人を超える人がセカンドライフに定期的にログインしていた。その数は、今年はもっと増えていると思われるイランやペルシャを専門とするセカンドライフのグループは(下のように)沢山あり、その中でもメンバーが500人を超える最も大きい2つのグループ両方に登録し、グループIMで何度かむなしく「Hello?」というメッセージを繰り返してみたが、ほとんど何の反応も返ってこなかった。(最後に、一人のイラン人メンバーが答えてくれたが、海外に住んでいる人だった)
この数日間の出来事について、リンデンのスポークスマンであるPeter Lindenが、昨夜次のように認めた。「イランからのログインが、まったくありません。」私はイラン政府が暴動の時に重大なコミュニケーション手段となり得るTwitterやその他のインターネットソーシャルネットワークを制限することに集中していて、セカンドライフのようなWEBアプリケーションとは異なったプロトコルを経由してインターネットに接続する仮想世界の取り締まりは、忘れられているのではないかと期待していた。しかし、ここ数日の異常に少ないイランからのログイン数は、セカンドライフもアクセス制限されているか、国のインターネット接続状況の低下が原因で、シャットダウンされてしまっていることを暗示している。
どちらにしても、私はセカンドライフに戻ってくるイランの人達を探し続けることにする。読者の皆さんにも同じようにイランの人を探して欲しい。おそらく今のところ、イラン人のインターネット活動はTwitterやその他の似たようなツールを中心にしたほうが良いのだろう。同じことを不思議に思っているRoland LeGrandにも話したのだが、仮想世界を上手く利用できる少数のインターネットユーザーにとって、セカンドライフのような仮想世界は、個人レベルでの社会変革を助ける強力な媒介となる。例えば、彼女の国で実行に移すのは非常に危険な、セクシャリティーやスピリチャリティーを安全に探求したいと思っている明敏なイラン女性にとって、セカンドライフは素晴らしいツールである。--しかし、彼女がテヘランのValiasrストリートで何千人もの学生とこれから30分の間に集会を開きたいと思っているならば、あまり役立つものではない。(この記事の原文は6月17日に掲載されました)
2007年4月より、SLウロウロユーザー。オーストラリア在住。音楽イベントによく出没します。悩みの種は微妙な時差でイべント中に眠くなること。超有名ブログの日本語訳は大チャレンジですが、日本のユーザーの皆さんとNew World Notesの記事をシェアすることができれば光栄です。
ゆるゆるSLブログ「りすが行くわよ」http://ameblo.jp/sannyy/
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