ここでご覧いただいているのは、非常にラフに作られているが、SEAL Team6 による、オサマビンラディン殺害の再現マシニマだ。このマシニマは、Avatrian Studio によって製作された非常に精巧なAbbottabadの屋敷を舞台に短時間で撮影された。マシニマもAvatrian Studioの製作である:
歴史的な出来事を、厳密に追うことは置いておいて--Avatrianは、これを1日で完成させた。CEOの Chenin Anabuki は、1日で完成させた理由を、Second Lifeを使ってシミュレーションをすることが、いかに簡単かをデモンストレーションする為でもあると説明した:
「CNN*と他のメジャーなニュースチャンネルが、Abbottabadの屋敷で起きたSEALによる作戦の再現映像を見せる為に、いまだにグレイスケールのフィギュアとテクスチャなしのモデルを使っていることに、私達はいらいらしました。」と彼は言う。このビデオは、ビンラディン殺害後、国際的なニュース番組で放映された、ほとんどの(もしくは全ての)再現ビデオよりもビジュアルの品質が極めて良い。Second Lifeが、迅速なプロトタイプ作成プラットフォームとして強力であることを証明している:
「SLの中にあるこの[Abbotobadの]模型は、たった5日間で仕上げられました。SLやOpenSimの急速な発展によって、このように時間に制限のあるニュースアイテムでも短時間で製作できるようになったのです。」
そして重要な要素はマシニマだ。マシニマによって再現された世界には、SLユーザー以外の人々もアクセスすることができる。
「SLの中に製作したAbbotobadをオープンして以来、140人の人々が訪れています。」とCheninは私に言った。しかし、You Tubeのビデオは何千(または、もっと多く)の人が見る事ができる。「どうやってSLの中に入ったらよいか分からなかったり、時間がない人にも、マシニマがあればコンテンツにアクセスしやすくなります。私は、SLのインプリメンテーション全てがマシニマでも表現されるべきだと思っています。」
これは、3Dコンテンツデベロッパーにとって、よいアドバイスだろう。そして、ニュース放送局にもアドバイスがある: 次に歴史的な出来事が起こる前に、Second Life のマシニマを見ておいたほうがいいかもしれない。今使われている、よろよろのコンピューターグラフィックを使い続けるよりも。
*皮肉なことに、CNN は以前 Second Life の中に存在していた。しかし、私が知る限り、この最も価値のあるリアルワールドアプリケーションの利益効果に目を留めることはなかった。
2007年4月より、SLウロウロユーザー。オーストラリア在住。音楽イベントによく出没します。悩みの種は微妙な時差でイべント中に眠くなること。
日本のSLで起きている面白いこと、ニューワールドノートに紹介したいことがあったら教えてください。
「りすが行くわよ」http://ameblo.jp/sannyy/
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