Linden Labは、創造性と別のアイデンティティーを持つことを重点とするSecond Lifeとは別に、ウェブやタブレットでも動くように設計された、ゲームのような体験が出来るライトバージョンを間もなく開始する。
これが、2011年度のSLCCでLinden LabのCEO Rod Humble(写真)が発表した基本方針のトップニュースだ。これらのプロダクトは、この先数ヶ月で発表されるとHumbleは言う。そして、ライト・カジュアルゲームの大きなマーケットを追うことになる。「会社として」と彼は続ける。「私達は、アグレッシブになる必要があります。」
Humbleによるスピーチの、その他のハイライトは以下の通りだ:
- 月間トータルユニークユーザー数はわずかに増えていること、新しいリターニングユーザーが十分に増えていることから、Second Lifeは、今もなお成長しているとHumbleは言っている。これらのユーザーの人口統計によると、多くが20代で(歴史的に、アクティブSLユーザーは、30代、40代に偏っている)彼らのインワールドアクティビティーは、よりライトになっている。これがトータル同時利用者数に上昇が見られない理由だと言う。彼の話の後、私は月間ユニークユーザーが300万人(SLの80万人に比べて)いるが、ライトソーシャルゲームであり、利用時間が短いために、SLと似たような同時利用者数となっているIMVUのことを指摘した。Humbleは、SLの新規ユーザーが、この行動パターンと似てきていると賛成した
- Lindenは、新SLユーザーの為に、Linden-製作の直営エリアを開始する。例えば、RPGをHUDを装着することなくワンクリックでプレイできるようになる。また、他のエンターテイメント体験も容易になる。
- Humbleは、2-3人のユーザーからの土地の値段についての質問をはぐらかし、回答を拒否した。(「私は、それについて話すつもりはない」ときっぱりと言った)私の希望としては、Linden Labは、支持できそうもない土地ベースの収益モデルや、ユーザーがプライベートSimを所有することを断り続けていることなど、重なる費用によって起きている顕著な例を含め、話すべきだと思ったが、それは叶わなかった。
この後も、ランダムノートは続く:
2011年、今まで実施された改良点リスト
- プレミアムアカウントがより価値のあるものになる。(主な収益を土地から得ることを、戦略的にやめるのだと、私は解釈する)
- 迷惑ユーザーに対処する為「彼らの人生をアンハッピーにする為の」新しい策がとられる。
- Humbleは、今年の終わりに、ユーザーを獲得する為の強力なプロモーション活動を見ることになるだろうと言う。また、重大な広報活動によって、Humbleとそのチームがもっと表に顔を出すことになる。
- 携帯とタブレットデバイスの上昇は仮想世界において重要な脅威だ。Linden Labは、このマーケットに参入する。(ラップトップとデスクトップの売り上げがフラットになっている中、タブレットが伸びている。「私は、私達がそこに入っていく必要があると思います。」)
- SLは今でも1日で16000人の新規アカウントを獲得している。これは、登録を完了させ、クライアントのダウンロードをしている人達だ。(多くのビッグネームを持つゲームが、SLのようになりたいと思っているだろうとHumbleは付け加えた。)
- Humbleには、なぜSLが今も成長しているのか分からない。--「そして、私はそのこと…何かミステリアスな部分があるということが好きです。もし私がその訳を理解していたなら、私はおそらく(CEOにはなって)いなかったでしょう。」
- Humbleは、最初、SLがThe Simsのようなゲームだと思っていたが、すぐに、自分が間違っていると知った。Second Lifeの中にいる人は全員、何かしらを生み出している。それが例えソーシャルアクティビティーだとしてもだ。
- 外部からの質問:SLのポイントとは何か? Humbleにとって「私達(人間)である為に…これを創り出す必要があるもの。もしかすると、人を作るもの。」
- 他のSLの重要点は、この創造物がシェアされているということ。最後に大切な要素はアイデンティティーである。「私は本当にあなたのアイデンティティーを選ぶことは正しいと信じています。」そして、そのアイデンティティーとリアルライフの間に、色々な壁を作るのも正しい。彼は、教会でのあなた、PTAの会合でのあなた、そしてスポーツイベントでのあなたが、それぞれ違うことを挙げた。「あなたは、モードを変えているのです」
- それに比べ、「私を不安にさせるのは…何でもシェアする、あるソーシャルネットワークが上昇していることです」
- Rod自身、サッカーフォーラムで仮名を使い、そこで自分のペルソナの違う部分を表現している:「サッカーについて、私は悪い言葉を使ってわめいています。」
- 今年のホリデー時期までに、Linden Labは、十分な経験のないファミリーメンバーをSLに招く機会を持ち、SLを使えるようにさせたい。「今のところ、この小さなプロジェクトは、半分くらい進んでいます」
聴衆からのQ&Aコーナーで、興味を引いた点:
- ユーザーの知的所有権保護について:私達には、新しいプランがあり改善される。
- 音声と表情の認識について:Lindenには、この分野を進めるエンジニアがいる。
- ある人が、ビューワー2に、がっかりさせられ、使うのを止めたと言っている:「まぁ納得できます」とHumbleは言った。「私も理想のUIではなかったと思いますが…私達の努力を分かっていただけたらと思います。」
ただし、彼は次のように加えた。「ビューワー2のcodebaseには、沢山の新しい特徴が埋め込まれています。」そして、彼らは、そのcodebaseをあきらめることができない。 - Rod Humbleにコンタクトを取りたい場合は、彼のSLプロフィール経由が一番だ。
- Basic modeを発表する前は「毎日15000アカウントを失っていました。」
- Lindenがcommunity gatewaysを復活させるかどうかを聞かれて:Humbleは「それは、何ですか?」と逆に質問した。SLCCのFrans Charmingが数年前のSLブランドのウェブポータルだと説明すると、「Oh」とRod Humbleは言い、彼がCEOとしては、比較的新しいということを認め(スピーチの間じゅう、何度も同じような場面があった)「それは、言い考えですね。」と言った。
SLCCに出席した読者の皆さん:これらのノートは、私がライブで取ったものです。多くはラフなので、私が何か聞き落としていると思われる方は、コメント欄に修正、加筆をお願いします。
Sanny(りす)Yoshikawa
2007年4月より、SLウロウロユーザー。オーストラリア在住。音楽イベントによく出没します。悩みの種は微妙な時差でイべント中に眠くなること。
日本のSLで起きている面白いこと、ニューワールドノートに紹介したいことがあったら教えてください。
「りすが行くわよ」http://ameblo.jp/sannyy/
お疲れ様です。いつも感じていたのですが機械翻訳に見えるので、実力のある方ですからもっとナチュラルな文面体裁にした方がいいのではと思います。原文を書いた人の人間性やニュアンスが読み手に伝わっていないと思うからです。
Posted by: iisuke | Tuesday, August 23, 2011 at 04:15 AM
読みづらかったですか?すみません。
もう少し推敲に時間を掛けるべきなのかもしれませんが、まずは情報が出来るだけ新しいうちに、原文に書いてある内容を日本語でお伝えすることを優先させていただいています。でも、確かに随所に出てくるHumbleの言葉など、もっといい日本語になったかもしれません。以後気をつけます。
それと、皆さんに念のためですが、この記事(元記事)は、Humbleのスピーチを聞いたWagnerのメモです。Humbleのスピーチそのものの日本語訳ではないので、その点もご了承ください。
Posted by: Sanny Yoshikawa | Tuesday, August 23, 2011 at 09:02 AM