Sanny Yoshikawa が、New World Notesのなかから、毎月おすすめのバーチャルワールドニュースを日本語で紹介します。
Sanny Yoshikawa covers the monthly virtual world highlights from New World Notes for virtual Japan.
お気に入りの仮想世界スポットを、NWNのバナーにしよう!
バーチャルワールドにある、あなたのお気に入りの場所をNew World Notesのバナーとして紹介します。Second Life、OpenSim、VRChat、Sinespace、Rec Room、Minecraft、ROBLOX など、今までにNew World Notesで取りあげたバーチャルワールド、またはNew World Notesで取り上げるべきバーチャルワールドであれば、どこでも構いません。その場所にアクセスするための詳細とともに、バナーにできる画像をコメント欄に投稿してください。素晴らしい場所であるならば、もちろん自分で作った場所の宣伝もOKです。
3月最初のバナーは、Nodoka Hanamuraさん推薦のHiraya Villageでした。Second LifeにあるHiraya Villageは、日本の近代的な都市の景観をとてもリアルに再現したSIM群です。Rydia Lacombeさんを中心とした数人によって運営されているこの街は、複数の地域にまたがりながら拡大を続け、大きなコミュニティに成長しています。
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Post Pics Of Favorite Virtual World Locations To Feature On NWN's Banner
長い不在を経て、Second Lifeで人気のアーティストWhiskey Monday が復帰
Whiskey Mondayさんは、Second Life で高く評価されているメタバースアーティストですが、昨年は、ほとんど活動をしていませんでした。しかし最近Flickrに戻り、たくさんの素晴らしい作品を発表しています。Whiskeyさんによれば、彼女のクリエイティブ活動の中心は文章を書くこと。つまり彼女がSecond Lifeに不在のときには、執筆が順調に進んでいるということなのです。Whiskyさんはライターズ・ブロックで何も書けなくなると、Second Lifeのスクリーンショットに目を向け、色々なアイデアを試しながら頭の中のガラクタを整理しているのだと話します。
記事のなかでは、NWNでバーチャルファッションやデジタルアートを担当しているCajsa Lilliehookが、各作品についてWhiskeyさんにインタビューをしています。
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Whiskey Renaissance: After A Long Absence, The Acclaimed Metaverse Artist Returns. In A New World Notes Exclusive, She Speaks On Her Latest Works
Oculus Quest 2でSecondLifeの世界を見る方法
ある程度の忍耐と気力があれば、Oculus Quest2でSecond Lifeの世界に入ることができるようです。NWNのWagnerが挑戦しました。
【注意】Second LifeはVRで実行するように設計されていません。そのため、Oculus Quest2で接続できても一人称で動きまわることはおすすめしません。めまいに注意してください。
まず初めにVR Firestormビューワをインストールします。次に、LinkケーブルでQuest2をPCに接続する必要があります。または、仮想デスクトップアプリを使用してワイヤレスでストリーミングしてもいいかもしれません。Wagnerは、こちらの方法で試したようです。接続できたら、VRビューワを開き、通常どおりログインします。そしてSecond LifeのSIMが読み込めたらSteamを開き、Steamウィンドウの右上隅にあるVRアイコンをクリックしてください。するとSteamVR のホーム環境に移動します。この時点で、ヘッドセットを装着して快適な位置に調整します。ヘッドセットを外してしまうと SLのカメラ位置が混乱してしまうので、頭を適切な位置にしてから始めてください。ヘッドセットがオンになり、快適な位置が見つかったら、CTRL + TABを押してSteamVRへの接続を開始します。これにより、ヘッドセット内のビューが変更されるはずです。 「Firestorm-P3-VRMOD」という紫色のボックスが表示されたら、もう一度Tabキーを押せばSecond Lifeのなかに入ることができます。
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How To Connect Your Oculus Quest 2 To The Virtual World Of Second Life
WomboAIを使って、SLアバターを表現力豊かなポップスターにディープフェイクしよう
Second Life内の次の流行はWomboAIのようです。このアプリは、ディープフェイクのための機械学習アルゴリズムを介してセルフィー写真をリップシンクポップスターに変換します。SLアバターの画像でも上手に変換できるようです。ただし、セキュリティ面から考えると、リアルの写真を変換するのはあまりおすすめしないとWagnerは言っています。アバターの写真でWomboAIを試すときのポイントは次のとおりです。
- 正面を向いているカメラ目線のアバター画像を使うこと。
- アバターが明るく写っている画像を選ぶこと。
- Womboが背景を一緒に変換してしまうのを防ぐため、背景は単一の暗い色にすること。
詳しくは…
How To Deep Fake Your SL Avatar Into An Expressive Popstar With Wombo AI
ROBLOXの競争相手、韓国の急上昇中メタバースZEPETOに注目
日本ではおなじみのZEPETO(ゼペット)ですが、英語圏ではまだあまり知られていないようです。しかしROBLOXのIPOをきっかけに、これから注目されるかもしれません。その理由は…
- Zepetoの月間アクティブユーザー数は、1000万人に達しています。この数はIMVUを大幅に上回ります。
- 複数の人が共同作業できるプリムタイプの構築システムを含むコンテンツ作成ツールがあります。
- コンテンツを実際の通貨でユーザーに販売できるパブリケーションシステムと、クリエイターとの間に50/50の収益分配があります。
- Zepetoはすでに大人気のKポップスターと提携して相互プロモーションのためのコンテンツを制作しています。たとえば、BLACKPINKやセレーナ・ゴメスをフィーチャーしたマシニマ動画は、すでに1億回以上視聴されています。
詳しくは… (BLACK PINKのマシニマもあります)
Eyes On ZEPETO, South Korea’s Rising Metaverse Competitor To ROBLOX
Second Lifeの最も有名なサイバーパンクシティが、ホームレスキャンプになった理由
かつてオプラ・ウィンフリーがスピーチをし、ウィリアムギブソンが賞賛した高層ビルのスカイラインを誇る、SecondLifeの巨大で素晴らしいサイバーパンクの街 Hangars Liquides。現在この街には、ディストピアのような現実を反映するかのようにテントが並んでいます。お望みならば、ここをクリックしてHangars Liquidesを訪問し、新しくできたホームレスキャンプで、アバターがしゃがみこむための場所を無料で見つけてください。
「私はSLに世界をうろつくのが好きな放浪者がたくさんいることを知っています。ここは、その人たちが集まって会話をしたり、シンプルに楽しい時間を過ごせる場所になるでしょう。そしてもちろん、人々が現在のホームレスと移民問題について考える場所になることを願っています。」Hangars のクリエイター Djehan Kidd さんは、そう話します。「このテントは、私のこれまでの作品の中で最も暗く、最もディストピアに近いものです。その社会的リアリズムの側面を考えたらポストアポカリプスよりも絶望的でしょう。」
私たちのすぐ隣で起こりえるディストピア。実際に世界中でたくさんの人たちがテントでの生活を余儀なくされているのです。LA在住のWagnerは、サイバーパンクの古典であるブレードランナーに描かれた2019年のLAよりも、悲しいかなHangars Liquidesのほうが現在のLAに近いと言います。未来の展望は、過去へと追いやられてしまいました。
Djehan Kiddsさんがこのホームレスキャンプを作った背景には、戦争によって打ちのめされた彼女自身の家族の歴史があります。エジプトからの移民としてフランスに渡ったDjehanさんの祖父や父はレジスタンス運動に加わりました。Hangars Liquidesにはそのことを思わせるアイテムが点在しています。
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Why Second Life's Most Famous Cyberpunk City Now Has A Homeless Camp
The Really Needy HUDでバーチャルエクササイズをしながらSecond Lifeを探検して、L$をもらおう
NWNのメディアパートナーでもある the Really Needy HUD systemに新しいフィットネスゲームが誕生しました。バーチャルワールドでジョギングしたり、トレッドミルで走ったりすることでフィットネスポイントを獲得。新しいレベルを解除すると、水泳、ボクシング、ウェイトなど様々な運動ができるようになります。また、2か月ごとに、リーダーボードの上位3人に総額L$2000の賞金が分配されるようです。この機会にバーチャルエクササイズを始めてみてはいかがでしょうか? バーチャルで運動を始めれば、リアルでも運動したくなるかも?
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VRChatでは、なぜバーチャルミラーが人気なのか?
VRChatでは、多くの人が鏡の前に集まり自分のアバターを見ながらチャットをします。その習慣についてVRChatを社会学的な視点から考察しているStraszさんがYouTubeで解説しました。
この動画についてStraszさんはNWNのWagnerに次のように話しています。「鏡の前に立つといったVRのなかの様々な動作は誤解されていると思います。」「このような動作には目的があるのに、否定的な見方をしたり、反社会的な行動であると見なしたりする人が多いのです。VRの鏡は自分の姿を見るだけのものではありません。鏡に映る自分の体を調整し、どのように仮想空間にフィットしているか感じることができるものなのです。」 Straszさんは、VRChatでは鏡がソーシャルハブとしての役割を持つことも指摘します。鏡の近くは、いつも人が集まる場所と認識されていることから、出会いの場になっているのです。
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Why Virtual Mirrors Are Popular In VRChat: A Philosophical Explanation
VRChatの鏡は、この世界に重要な一人称視点を強化するのに役立つ(今週のコメントから)
「VRChatでは、なぜバーチャルミラーが人気なのか?」の記事に素晴らしいコメントが寄せられました。投稿者は、VRChatの探検家でクリエイターとしても長く活動しているAdeonさんです。AdeonさんはSecondLifeでも活動していました。コメントを以下に紹介します。
VRChatを初めて訪れる人は、大抵の場合VRを持っていません。そこで「どうやって三人称視点にするんですか?」という質問が最初に出ます。その次に出るのは「分かりました…。でも、どうしてこのゲームには三人称視点がないのですか?」という質問です。
VRChatの名誉のために言いますが、開発者は自分たちが何をしているのかよく分かっています。 一人称を強制することは、VRChat の特徴となる全ての行動において不可欠です。そして鏡は、第三者として自分を見ることができないことをカバーするための自然な方法なのです。鏡を見て自分を確認するなら、第三者として自分を見ることで全てを台無しにすることもありません。
開発者は、個人的な三人称視点のオプションであっても、共通のスペースや結びつきにある相互理解を奪ってしまうと分かっているのです。
VRChatは、三人称視点のオプションがないめずらしいバーチャルワールド/MMOです。先月レポートしたように、VRChatをいつも使っているユーザーがアバターとの強力で深い関連性を報告しているのは、当然のことかもしれません。おそらく、三人称視点がある世界よりもアバターとのつながりがずっと強くなるのでしょう。
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VRChat's Mirrors Help Enhance The World's Crucial First-Person Only Perspective (Comment Of The Week)
フットペダルの操作可能、助手席にも乗れる、VRChatのドライビングシミュレーション
VRChatのドライビングシミュレーションSIMが、想像を超える精巧さです。フルボディトラッキング環境があれば、VRのフットペダルを足で踏むことでアクセル、クラッチ、ブレーキの操作ができます。運転手以外のアバターが助手席や後部座席に座ることも可能です。友だちとドライブができますね。そしてもちろん現実のように、運転手の違う数台の車が一緒に道路を走行できます。
このドライビングシミュレーションは、VRChatのスクリプトシステムであるUdonという言語を使って作られています。開発者のVarneonさんは、近日、車を作るためのコードをGitHubで無料公開する予定です。Varneonさんのシステムと自分が持っているモデルや効果音を合わせれば、ユーザーは自分で運転できる車を作ることができます。Varneonさんは、トラックの運転やドリフトなど、これからも違うテーマのパブリックワールドをリリースするのが楽しみだと話しています。
NEO JAPAN:和とサイバーパンクがテーマの国際的なショッピングイベント
Secondlifeの人気ショッピングイベントNEO JAPANが始まりました。今回で7回目を迎えるこのイベントは、春と秋の年2回開催されています。ブレードランナーや日本のアニメ、そしてSecond Lifeのサイバーパンクシティ InsilicoなどにインスパイアされたNEO JAPANのテーマは、日本の「和」とサイバーパンクが融合した世界。この世界の魅力は、日本だけでなく様々なバックグラウンドを持つクリエイターが参加しているところでしょう。グローバルなチームワークにNEO JAPANというタイトルどおりの未来を感じます。4月18日まで開催中です。
Second Life テレポート NEO JAPAN SLURL
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来月のおすすめバーチャルワールドニュースもお楽しみに!
Snap Shot Location: Cyberpunk Neo Tokyo Japan (A)
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