Sanny Yoshikawa が、New World Notesのなかから、毎月おすすめのバーチャルワールドニュースを日本語で紹介します。
Sanny Yoshikawa covers the monthly virtual world highlights from New World Notes for virtual Japan.
Second Lifeにある『スノウ・クラッシュ』の公式バーチャル記念碑を訪れよう
「メタバース」の原点と知られる、ニール・スティーヴンソン(Neal Stephenson)の小説『スノウ・クラッシュ』。日本では1月に早川書房から復刊されました。
その『スノウ・クラッシュ』の公式バーチャル記念碑がSecond Lifeのなかにあります。(ここをクリックすると、Wagnerが所有する土地にある記念碑にテレポートします。)
この記念碑は、2006年にニール・スティーヴンソンの書籍を出版するPenguinの依頼で、メタバースのマーケティング会社がSecond Lifeに持ち込みました。ニール・スティーブンソン本人の了解も得ている公式の記念碑です。当時は多くのコピーが配布される予定でしたが、Second Lifeのインワールドに現在も存在しているのは、Wagnerの手元にあるものだけかもしれません。元々は、記念碑をクリックするとヘッドアップディスプレイで『スノウ・クラッシュ』の抜粋が読めるようになっていました。しかし、時間の経過とともに、そのスクリプトは失われてしまったようです。
記念碑の隣には大きな植物があります。これは、水をあげると巨大に育つ大麻で、Wagnerが2006年から所有しているものだそうです。このバーチャル大麻がLinden Labのサンフランシスコにあるサーバーで最初にホストされたとき、カリフォルニアでは娯楽用の大麻がまだ違法でした。それが今ではLinden Labの徒歩圏内に少なくとも3つの合法的なマリファナ薬局があります。どれだけの年月が流れたのか感じられますよね。
BloombergのParmy Olsonと、Wagner James Auが、SLからメタバースが学べることについて対話 -(その抜粋)
「Remember Second Life? That Could Be Facebook’s Future」というタイトルで、BloombergのParmy Olsonさん(『We Are Anonymous』の著者)と、Wagnerが話をしました。ここでは、その抜粋をご紹介します。
WJA:現在のメタバースに関するどのような話も、Second Lifeで起こったことと類似点があります。例えばメタバースの不動産ブーム? そうです。それは間違いなく(Second Lifeでも)起こりました。大企業がバーチャル本社を開くという話? フォーチュン500社のうち、Second Lifeにサイトを開設した企業はたくさんありました。
PO: 現在、FacebookやMicrosoftが制作しているメタバースワールドについては、どう思いますか?
WJA:そうですね、Facebookの(ソーシャルバーチャルリアリティアプリのHorizon Venues)は、今のところあまり印象的ではありません。私はこのアプリに携わった人々と話しましたが、どうやら多くの人が出たり入ったりしているようです。デザインもあまり力を入れているとは思えません。マスマーケットの製品にするために、まだ苦労しているようです。皮肉なことに、Oculusはよく売れていますが、Rec RoomやVRChatなど、もっと人気のある、ほかの(ソーシャル)プラットフォームがあり、そちらの方がはるかにアクティブユーザーが多いのです。VRChatは、新年を迎えるときに、プラットフォーム上での同時接続ユーザー数がほぼ9万人に達し、Second Lifeよりも高い数字を出しています…。
多くのメタバース・エバンジェリストが、次の大ブームであると宣伝しています。しかし、注目すべきなのは、彼らが言うような頻度でメタバースを実際に使っている人はほとんどいないことです。メタバースを使うことには時間がかかります。ログオンするための準備時間や集中力が必要なのです。没入型空間では、音声の合図を含め、周囲に気を配る必要があります。たくさんの時間と注意力が必要なのです...。
それでも、私は(メタバースが)従来の映画やテレビ、さらにはゲームに対して、より創造的でより民主的な選択肢になるだけでも、人類にとって大きな勝利だと思うのです。
太字部分は、Wagnerによる強調です。 ParmyさんとWagnerは、Second Lifeがマスマーケットに進出できなかった理由についても、突っ込んだ話をしました。
PO:Second Lifeのアクティブユーザー数は、多くの誇示や宣伝にもかかわらず、100万人を超えることはありませんでした。なぜ、たくさんの人が期待したようなメインストリームでの成功が得られなかったのでしょうか?
WJA: Second Lifeがメインストリームで注目されるようになっても、要求されるテクノロジーがメインストリームではありませんでした。そして、ユーザーエクスペリエンスが、今でも、デザイナーではなくエンジニアによって作られたように見えることが理由です。
PO: そうですね、アバターに服を着せたり移動したりといった簡単なことでも操作が複雑です。そして、物を動かすのに編集機能に入らなければなりません。
WJA: しかし同時に、バーチャルファッション業界は巨大です。現在でも、Second Lifeで年間1万ドルを稼ぐコンテンツクリエイターの数は、(バーチャルリアリティプラットフォームの)Robloxにいるコンテンツクリエイターよりも多いのです。Robloxのほうが、はるかにユーザー数が多いにも関わらず...。
もしSecond Lifeの開発者が、初期に間違った決断をしなければ、この状況はもっともっと大きなものになっていたはずです。Second Lifeは何億人もの人々に利用されることを想定しており、クリエイターはメタバースの構築を志していました。しかし、Second Lifeはノートパソコンで動作させることができなかったのです。そして、スマートフォンへのシフトが起こりました。しかし、いまだにSecond Lifeの公式アプリは存在せず、ただただ呆然とするばかりです。
また、Twitter Spacesでのライブトークも開催されました。そちらのアーカイブは、下のツイートから聞くことができます。
Thanks for everyone who joined @parmy & me today, and for the great listener questions. Listen below! https://t.co/gP6J9BoJpj
— Wagner James Au (@slhamlet) February 23, 2022
Second Lifeは現代のメタバースプラットフォームと競うことができるだろうか?トップSLコンテンツクリエイターがアバターの課題を見事に解説
Philip RosedaleがLinden Labのアドバイザーとして、Meta Horizonのような最新のメタバース・プラットフォームに挑戦していますが、Second Lifeの複雑なアバターシステムを修復できるのでしょうか? そんなWagnerの質問をきっかけに、コメント欄で読者の素晴らしい会話が始まりました。そして、スタイルブランドSchadenfreudeのコンテンツクリエイターAllegory Malapropさんによる素敵な暴言で会話は最高潮に達しました。
Linden Labに新しいアバターを出してもらって、アバター戦争に終止符を打ってほしいと切に願っています。この世で最も恐ろしく退屈な再フィット、再リグ、再フィット、再リグ、再フィット、再リグという繰り返しに、泣きながら二度とこんなことはしないと思い知らされることがなくなるなら、もしかしたらもう一度、服を作るかもしれません。
Metaでブームが起きている、今がその時です。今こそ、丘に向かって「おい!お前には足もないし、そこ(MetaのHorizon)にいる誰の近くにも行けないんだ。こっちに来て、これを見ろ!!! こっちにだって、クッキー/遊園地/ダンスクラブ/cheese caves*/セックスダンジョン/そのほか、お前が望むものは、すでに何でもあってチェックされるのを待っているんだぞ。」と叫ぶときなのです。
今こそ、SLの登録を簡単にできるようにして、ただ動くアバターを持つべきです。そして非常に明白ですが「私たち対彼ら」のような、分裂の意識をなくすべきです。あなたは完全にニュービーになるのですから。(あるいは2005年製のきらびやかな靴を履いた遅れたメインランダ―になるでしょう。そしてもちろん、部族やスノッブな好みによって分かれていくでしょうが、そう簡単に流されてはいけません。いいですか?)
SLユーザーを「アップデート」することさえ、彼らがその気になってついてこなければ、文字通り何日もかかる頭痛の種なのです。(私は最近、何人か[私の店に]戻ってきた人の案内を手伝いましたが、それはひどいものでした。しかも、協力者がいて仕組みの多くを理解している状態での話です。)そして、新しい商品が出るたびに、何回個人的にBoMについて説明しなければならないのでしょうか?
まだ何にも投資してないゼロから入ってくる人が、こんなことに我慢してくれると思うのは、あまりに酷な話です。
しかし...どうやって修正するんでしょうか?
Malapropさんの話は、この後、SLのクラシックアバターはデザインはよくなかったもののカスタマイズしやすかったこと、誰でも着られる服を作ることができたこと、メッシュボディの種類が増加することで起こる問題などについて続いていきます。
*cheese cavesはDestination Guideの "Strange & Mysterious "のところにあります。
独占インタビュー:Virtual Worldの専門家が、メタバースにおけるアバター・ハラスメントについて数年前に警告したが、長く知られていたベストプラクティスは優先されなかった
Facebook/Metaのメタバースプロジェクトに関するニュースを見ている人なら、Horizon Worldsで女性ユーザーが性的暴行を受け、同社が急遽アバターの「境界線」システムを追加したという悪評を聞いたことでしょう。
そして、仮想世界/メタバース開発を長く見てきた人は、なぜMetaがこのようなことを許したのか、不思議に思ったのではないでしょうか。アバター間のハラスメント、特に女性アバターに向けられるハラスメントに注意を向け、それに備えることは、基本的な課題です。何十億ドルもかけてメタバース・プラットフォームを作った会社が、どうしてメタバース101の教訓その1を見逃したのでしょうか?
結論から言うと、MetaはこのことについてOculusチームのシニアメンバーであったバーチャルワールドのベテランから、何度も警告を受けていました。しかし、なぜか彼の警告や勧告、過去の事例などが優先されることはなかったのです。そして実行に移されることもありませんでした。
その人、Jim Purbrickさんは、2年連続でOculus Connectで警告を続けたことを不満げにWagnerに話し、2016年にFacebookのカンファレンスで、このテーマについて行った講演のアーカイブ動画を送ってきました(下の動画)。Purbrickさんは、Oculusで新人の従業員に会うたびに 『Ready Player One』に加えて、バーチャル性犯罪を扱った Julian Dibbellのレポート『My Tiny Life』を読むように勧めてきたと言います。
Purbrickさんは、読者のみなさんがご存知のとおり、LindenLabの初期の開発者であり、Eve Onlineの開発者CCPのコンサルタントになったあと、Oculusチームに参加した人物です。そして、バーチャルワールド/メタバースのベストプラクティスをブログで記録しています。
Facebook の XR チームに参加してから2020年にOculus/Facebookを去るまで、Purbrickさんは Second Life とバーチャルワールド全般の知識ベースから学んだことをチームに引き継ぐために尽力してきました。
Metaが始めた「境界線」システムに関しては、Purbrickさんは詳細を知らないものの、今までの歴史から見てよくない考えだろうという意見です。この境界線は、悪い行為をするアバターの動きを封鎖することができますが、ほかのアバターの自由な動きを奪うものでもあるからです。
MetaのCTOは、昨年の11月にメタバース内のモデレーションの悪さが「存続の危機」をもたらすかもしれないと発言していました。しかし、もしMetaが本当にそう信じているのなら、なぜ何十年も前から存在するバーチャルワールドのモデレーションに関するベストプラクティスを無視したのでしょうか。
Swimbot NFTはオフチェーンで進化し、互いに競い合うー仮想世界/人工生命のパイオニア、Jeffrey Ventrellaの新プロジェクト
Swimbots NFTは、ほかのNFTと異なり、単にJPEGの絵を「登録」するだけではない、新しくユニークなアプリケーションです。このNFTは、Swimbotsの人工生物に関連付けられ、進化し、オフチェーンでほかのSwimbotsと競争します。(下の動画を見てください)
いつもはNFTに懐疑的なWagnerですが、このプロジェクトは少なくとも3つの理由から検討する価値があると続けます。
- Second Life、ほかのバーチャルワールドで先駆的な仕事をしたインディーズデベロッパー、Jeffrey Ventrellaさんが共同制作しており、彼の長年の人工生命 Swimbotsプロジェクトから直接スピンオフしたものであること
- ETH/Bitcoinブロックチェーンに比べ、エネルギー消費の問題が少ないTezosブロックチェーンで運営されていること
- 静止画のJPEGではなく、NFTを使った実験に挑戦する人たちを見たいこと
「私たちは、この技術をさらに発展させ、質の良くないアマチュアアートと、そのような作品に金銭をつぎ込む無芸術な投機家で溢れているNFTの現象を変え、何らかの価値を与えようとしています。」とJeffrey さんは語ります。「SwimbotsはNFTであり、NFTのオーナーは、自分のSwimbot NFTがどれだけ未来に遺伝子を広げることができるか競うことができます。各NFTが母集団に貢献する遺伝子の量を計算する「利己的遺伝子」アルゴリズムを考案しました。このアルゴリズムにより、セカンダリーマーケットにエネルギーが加わり、NFTの価値が長期的なものとなります。私たちはさらにプールを拡張するかもしれません。」
Swimbot NFTの実物は、こちらでご覧ください。
追記:Ventrellaさんはコメントで、このプロジェクトの協力者に謝辞を述べています。「NFTプール自体は、ほとんどCanton Becker (@canton)の発案で、彼がこのプロジェクトを監督していました。Luka Negoita (@lukanegoita) は、進化する集団に対するNFT遺伝子の影響力を計算する「利己的遺伝子」アルゴリズムを発明しました。この2人の素晴らしいクリエイティブな人たちにエールを送ります。」
VRChat、人気スクリプトコンパイラを開発したコミュニティメンバーを採用ーUdonSharpは公式SDKの一部になる予定
C#をVRChatのスクリプト言語Udonに変換する、ユーザーが作成したコンパイラとして大好評のUdonSharpが大幅アップデートします。先日、VRChat社はUdonSharpの作者である「Merlin」さんを正式に雇用しました。UdonSharpを公式開発ソフトウェアに実装するため、Merlinさんはフルタイム勤務をすることになります。
「近い将来、おそらくSDKと一緒に自動的にインポートされることになります」とMerlinさんはWagnerに話しました。「SDKがUdonSharpと連携する必要性がどの程度あるかによって、(現段階の)自動的にインストールされる追加パッケージとしてではなく、将来的にUdon/SDKのメインパッケージに含まれることになるかもしれません。しかし、ユーザーにとっては、SDKと一緒に自動的にインポートされるのと、メインのSDKの一部になっているのとは、本質的に同じように見えるはずです。」
VRChatは昨年、UdonSharpをサポートするためにMerlinさんを初めて雇いました。それは、彼のコンパイラにすでに依存している何千ものコミュニティ・クリエイターのためにも、当時失業中だったMerlinさん自身を経済的にサポートするためにも良いことでした。
「前職で貯めたお金で生活し、Patreonで家賃や食費などの生活費を捻出していました」と、彼は言います。
Merlinさんはその後、Udon SDKをより広いレベルで改善する必要性を感じましたが、それは自分がフルタイムで働かなければできないと思いました。そこで、彼は求人に応募し、チームに入ったのです。
コミュニティ開発者として以前からVRChatと比較的密接な交流を持ち、現在一緒に働いている人たちもVRChatで友人だったMerlinさんの生活は、リモートワークであることもあって以前とそれほど変わらず、VRChatでのチームミーティングを楽しんでいるようです。
VRChatのこの出来事は、Linden Labが情熱的なユーザーコミュニティの中から多数のスタッフを熱心に採用した、ブーム直前のSecond Lifeを思い起こさせると、ワグナーはコメントしています。
NWNは、新たなスポンサー・メディア・パートナーを募集中です!
ここ数年、New World Notesのスポンサーを務めてくださっているDutchie Designと、最近のパートナーであるThe Really Useful Scripts Cornerに感謝します。
NWNでは、新たなメディアパートナーも募集しています!詳細はこちらです。
New World Notes は、最も長く続いているメタバース/バーチャルワールドブログです。記事のテーマは、Second Life とそのスピンオフ、メタバースプラットフォーム、それに関連するテクノロジーなど。また、ブログの内容は、New York Times, BBC, Bloomberg, Wired, その他のトップアウトレットでしばしば引用されています。Similar Webによると、月間訪問者数は約10万から15万人です(時にはそれ以上、時にはそれ以下)。そして、より重要なのは、パートナーの皆さんの結果に結びついていることです。下の表は最近のメディアパートナーの Second Life Marketplace へのクリックスルー率です。
基本的には、New World Notesの読者が興味を持ち、価値を見出すであろうブランドや組織であればどなたでもメディアパートナーになれます。
- SLやそのスピンオフのバーチャルワールド/メタバース・プラットフォームのブランド
- バーチャルワールド/メタバースプラットフォームに関わる組織(ブランド、サービスプロバイダーなど)
- ゲーム開発者、パブリッシャー
- PCゲーマー向け周辺機器メーカー
- ゲーマーおよびバーチャルワールドユーザー向けサービス
料金は交渉可能です。特にWagnerが尊敬し頑張ってほしい小規模ブランドには割引があります。そしてもちろん、リンデンドルも使えます。この件について詳しくお知りになりたい方は、wjamesau at gmail dot comまでメールしていただくか、TwitterのDM、またはDiscordのWJA#3523までご連絡ください。
詳しくは…
New World Notes Seeking New Sponsoring Media Partner - Here's Details!
Second LifeのロールプレイヤーがWorld Of Warcraftの酒場を描いた衝撃的に美しいマシニマ
Vene Sereさん (Discord: Sere Vene#8502) がSecond Lifeで撮影したこの作品は、World of Warcraftで定番になっているロールプレイ用のたまり場、Lion's Prideへのトリビュートです。しかし、できあがりを見ると、どちらのプラットフォームよりも優れているように見えます。
これは、ほかのMMOのロールプレイ仲間にSecond Lifeに興味を持ってもらうための試みでもあります。
Veneさんは、友人に誘われてSLに入り、プラットフォームの無限の可能性に驚いたと言います。自分のキャラクターを頭のてっぺんからつま先までカスタマイズできること、家を建てられること、カスタムアバターアニメーションがあることなど、自分のキャラクターを自分の思い通りに動かしかったVeneさんにとって、SLは理想的なロールプレイングができる場所でした。
動画のなかのファンタジーコンテンツやアバターのカスタマイズはすべて、既存のSLコンテンツのマーケットプレイスから買って組み立てた(そして解体した)ものです。
ご想像の通り、多少の後処理はしてありますが、それでもマーベル映画で見るのと大差ありません。
VeneさんはBlack Dragonのビューワーで映像をキャプチャし、ソニーのソフトウェアVegas Proで加工しています。撮影後に編集されているのは主に色と光です。この動画で見えるほとんどの光はSecond Life上のものではなく、Vegas Pro上で作られています。
Second Lifeがついにゲーム感覚の達成スコアを追加し、ユーザーにメールで送信!
WagnerはSecond Lifeで16回目のRez Day(SLを始めた日)に、Linden Labから次のようなE-mailを受け取りました。
Second Life は楽しく、奇妙で、常に進化していますが、魔法の成分はあなた自身です。あなたが作る生き生きとした世界と、あなたがほかの人に提供するコミュニティの感覚は、まさにプライスレス。今年も想像力と不可能を可能にする体験ができることを祈っています。-Second Life チーム
しかし、それ以上に注目すべきは、そのメールの下部にあるインフォグラフィックです。そう、ユーザー達成度スコアが登場しました。この一年間のログイン、テレポート、ログイン日数など、ユーザーの利用状況を平均的なSLユーザーと比較しています。
バーチャルワールド用語で言うと、ゲーム・メカニクスです。
Linden Labがいつからこのようなメールを送り始めたのかは分かりません。しかし、Wagnerは、10年以上前から、バーチャルワールドでより定期的に活動するようにプレイヤーをさりげなく誘導するゲーム・メカニクスについて書き続け、提唱してきました。つい先日もBloombergのParmy Olsonさんに、Second Lifeがニッチから成長するために切実に必要な(しかしまだない)機能として、このことを話したばかりです。
これは確かな第一歩で「訪れた地域」と「テレポート」の数値は、SLユーザーにもっと世界を探検するように促すことでしょう。手始めとしては素晴らしい指標です。
次にアップデートするなら、楽しくて簡単な指標を追加して 、徒歩/飛行で移動した距離や、乗り物で移動した距離などが入ってもいいかもしれません。そうすれば、SLユーザーは世界、特にメインランドと周辺の海上を旅する人が増えるでしょう。
そして、それと同じくらい重要なことがあります。これらの実績を公式ビューワーやユーザーのインワールドプロフィール、コミュニティフォーラムのユーザープロフィールに表示することです。
画期的なSecond Lifeの改善が、もしかしたらLindenのアドバイザーに就任したPhilip Rosedaleによるものなのだろうかと、Wagnerは思いをめぐらせています。
詳しくは…
Second Life Finally Adds Game-Like Achievement Scores -- And E-Mails Them To Users!
ウクライナのクリエイター・LokiほかSLスターが登場するSecond Lifeエクストラバガンザセール「The Fifty」
ここをクリックすると、1ヶ月間の新しいイベント「The Fifty」にテレポートします(バックアップ用SIMはこちら)。3月20日までの開催です。
このイベントは、伝説のFifty Linden Friday groupを創設したBarb*さんが主催するものです。
FLFがSLスタイルや家庭用品の大幅なディスカウントを中心に構成されているのに対し、The Fiftyはスタークリエイターによる通常価格でのプレミアムコンテンツに焦点をあてるイベントです。
そのなかには、ウクライナを拠点とするLokiも含まれています(Lokiのマーケットプレイスページはこちら)。ほかにも多くのスタークリエイターが参加し、普段このようなイベントに参加しないTruth、Apple Fall、Deadwoolなどの人気ブランドも参加。50店舗のオールタイムフェイバリットに加え、20店舗のローテーションゲストが集められ、新進気鋭のアーティストや、あまり知られていないお店を紹介したいとBarbさんは説明します。そして、Lock & TuftのSir Dogeがデザインしたとても美しい建物も見どころです。
*OMGWTF Barbecueさんですが、略してBarbと呼んでいます。
Second Lifeのトレンドを紹介するSeraphimの新しい週刊番組「Seracast」
最も多くの人に読まれているSecond Lifeファッションブログ、Seraphim SLの共同創設者であるDelとKessによる、楽しくておしゃべりなYouTube番組が始まりました。
ブログの世界から抜け出して、彼女たちがより広いSecond Lifeの世界から厳選したコンテンツ、イベント、個人的な意見を特集する初めての試みです。
「これは読者とコミュニケーションをとり、SeraphimとSecond Lifeのトレンドについてちょっとした情報を共有するための楽しくて新しい方法です。」とDelは言います。
ぜひご覧ください。(YouTubeの日本語自動翻訳機能が使えます)
そういえば(もうお気づきかもしれませんが)、Seraphim SLとNew World Notesがコンテンツパートナーになりましたので、NWNでSeraphimのことを、SeraphimでNWNのことをもっと見ていただけるとうれしいです。
詳しくは…
Watch: Seracast, Seraphim's New Weekly Show On Second Life Trends
Second Life コミュニティがウクライナを拠点とするクリエイターを支援するために集結
このGoogle Spreadsheetは、ウクライナを拠点とするクリエイターのSecond Life内の店舗、WEBサイト、マーケットプレイスの店舗をまとめたものです。プーチン政権によるウクライナ侵攻が始まってから24時間以内に、SLコミュニティのメンバーによって作成されました。リスト内の店舗で買い物をすれば、クリエイターは、ネットのアクセスが途切れない限りL$の売上を現地の通貨に換金することができます。
NWNでは、リストアップされた全てのクリエイターが本当にウクライナに拠点を置いているかどうかは確認していません。しかし、SL経済に詳しい情報筋の話では、少なくともリスト内の以下のブランドは間違いなくウクライナにあるとのことです。
Loki (マーケットプレイス/インワールド店舗)
Osmia (マーケットプレイス/インワールド店舗)
Rouly (マーケットプレイス/インワールド店舗)
RAMA Salon (マーケットプレイス/インワールド店舗)
Evani (マーケットプレイス/インワールド店舗)
この「ウクライナにある店舗」リストは、政府の軍事攻撃によって心を痛めているロシア在住の Second Life ユーザーによって作成されたものです。
リストの創設者であるAkirakiyoi Residentさんは、Wagnerにこう話しました。「私はロシア人です。私たちはプーチンを支持せず、選挙で反対票を投じていますが、ロシアには公正な選挙がないので、何の役にも立ちません。そしてもちろん、この暴力も支持していません。ロシア人とウクライナ人は昔から強い絆で結ばれているのです。」
実際、Akirakiyoiさんは支援リストに載っているウクライナ在住のSecond Lifeユーザーの多くと個人的に友人です。彼は、ロシアやウクライナにいる、ほかのSecond Lifeの友人に連絡を取り、ほかの店舗を追加していきました。
「友人の家に恐ろしいことが起こっているのに、ただ見ているわけにはいきません。」と、このリストの編集を手伝っている、同じくロシア在住のSLユーザーBlossom Novaさんは言います。「私は完全に傷ついています。私たちの誰もが、何もできない役立たずで大切な人のそばにいてあげられないと感じています。」
Akirakiyoiさんは、まだリストを編集中です。もし、このリストに載っていないウクライナを拠点とする店舗をご存知の方は、インワールドで彼に直接メッセージをするか、以下のCommentsに詳細を投稿してください。
詳しくは…
Second Life Community Rallies To Help Ukraine-Based Creators On Platform
来月のおすすめバーチャルワールドニュースもお楽しみに!
Snap Shot Location: NEO KABUTO CITY
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