Sanny Yoshikawa が、New World Notesのなかから、毎月おすすめのバーチャルワールドニュースを日本語で紹介します
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Linden Lab、Second Life の公式 Flickr グループをアップデートし、今後は、マーケティングに利用しても構わないユーザー作成の画像/動画のみ投稿可能
Second Life の画像に関するLinden Labの公式 Flickr グループの説明と規則が最近アップデートされました。そして今後は、アップロードされたユーザー作成の画像や動画が、Second Life の広告キャンペーンに利用される可能性があると強調されました:
Linden Research社(以下、「当社」)のSecond Life公式Flickrフィードに写真や動画(以下、「投稿物」)を投稿することで、利用者は以下の条件を認識し、同意するものとします:
あなたは、当社のマーケティングキャンペーンプログラム(以下「プログラム」)に参加することに同意します。本プログラムの参加者として、利用者は当社に対し、Second Life仮想世界に関するマーケティング、プロモーション、および/またはアウトリーチを目的として、利用者の提供物の全部または一部を使用、配布、またはサブライセンス(複数のレベルを通じて)し、その他いかなる方法でも利用する、永続的、世界的、取り消し不能、かつ無料の権利およびライセンスを付与します。
SLトップクリエーターのBars Simpsonさんがこの変更に気づいた後、ワグナーはLinden Labの責任者であるブラッド・オバーワガーに確認しました。そして、変更の目的は、確かにSLのユーザーが作った画像を将来のマーケティングに活用することでした。
「今後の広告にSecond Lifeのコンテンツを使いたいというのは、そのとおりです。広告を提案したい人の作品は誰のものでも審査してテストします。」(太字の強調はワグナーによるもの。だって強調する価値がありますから!)
ところで、このFlickrルールのアップデートは、SLソーシャルメディアの大御所 Strawberry Lindenが主導したものです。
これは最近 Linden Lab が公式キャンペーンの準備のためにAI/ストック画像やビデオを使用して様々なメッセージングをA/Bテストしたことにコミュニティのメンバーが憤慨したことが原因です。特に、仮想世界の人工的につくられた描写が使われていたことや、ユーザーが制作したもっと優れた作品があるのに、それがほとんど使われていなかったことが怒りを集めました。
ブラッドはワグナーに「人々がどう感じているかをあなたと話した後『Second Lifeのストック映像』を使っても違反にならないよう、すべての規約を見直しました 」と説明しました。
この最後のポイントは重要です:
Second Lifeの利用規約にはすでに長い間存在するプロモーション条項があり、「(SLの)広告、マーケティング、プロモーションのために "ユーザーが作ったコンテンツを使用する権利を認めています。」しかし、ワグナーの印象では、Linden Labは、やはり明示的な許可なしに人のコンテンツを広告に使いたくなかったようです。例えば)Flickrの画像が他の誰かがプラットフォームに投稿したものだと判明した場合、これはさらに難しくなります。
ですから、この新しい文言は、Flickrグループの画像や動画が、Linden Labのマーケティングに使用される可能性があること、その可能性が非常に高いこと、そして明確に意図されていることをはっきりさせるためのものです。このアップデートは遅ればせながら、間違いなく歓迎すべきものでしょう。
どのような画像がSecond Lifeの素晴らしいマーケティングになるか(つまりユーザー増加につながるか)については、ワグナーには確信を持った意見があるようです。それは、私たちが普段目にするようなものではないといいます。でも、それについてはまた後で!
SLua: RobloxクリエイターがSecond Lifeの新しいスクリプト言語にも注目すべき理由
SLuaはSecond Life Luaの略で、Luau(元々はRobloxによって開発された)をベースに、Second Lifeの既存の機能をフルに活用できるように拡張された言語です。SLuaは、LSLのよりパワフルで多機能な新しい、いとこであり、より柔軟で、よりきれいな構文と、コーディングを劇的にシンプルにする機能を提供します。
強調はワグナー。LSLを使う何千ものSLクリエイターだけでなく、Luauを使いこなす何十万ものRobloxクリエイターにも関係があるからです。
RobloxのLuauとSecond LifeのSLuaはかなり近いと、同社のソフトウェアエンジニアのトップであるSignal Linden(Bennett Goble)が教えてくれました:
「SLuaはSecond Lifeで動作するように拡張されたLuau仮想マシンです。モバイルエージェント(別名リージョン間の移動)の要件をサポートするために変更を加えなければなりませんでした。ユーザーにとっては、LSLの機能があるだけで同じ言語です。つまり、住民がLSLから知っているのと同じイベント、同じ機能、そして言語に対する微妙な相互運用性の変更です。」と彼は言います。"
これはまた、Robloxで働くスクリプターにも新たな機会を与えることになるでしょう:
「Luaの経験があるRobloxのクリエイターにとっては、確かにこの言語を使った作業は簡単になるはずですが、それでも1)Second Lifeについて2)Second Life特有の関数のライブラリを学ばなければなりません。」
しかし、現在最も人気のあるメタバース・プラットフォームであり、3億5千万人以上のアクティブユーザーを抱えるRobloxで働くクリエイターが、なぜ50万人の会員を抱えるSecond Life向けに開発したがるのだろうか?
ひとつには、Second Lifeという会社は、Robloxという会社よりも、より多くのクリエイターに対して手厚い報酬を支払っているからです:
Second Lifeのクリエイターの約30%が年間1,000ドル以上の報酬を得ているのに対し、Robloxは0.2%です。また、Second Lifeのクリエイターの7.4%が年間1万ドル以上の報酬を得ています(Robloxは0.07%)。
オバーワガー氏の計算では、Second LifeのクリエイターはRobloxの100倍の確率で1万ドル以上の収入を得ていることになります。また、億万長者になる可能性も27倍高いのです。[VentureBeat]
興味深いことに、Robloxは後にVentureBeatの最近の投稿にある数字のいくつかに異議を唱えましたが、同社の2020年のIPO申請から考えても、SLコミュニティのクリエイター1600人ほどが年間1万ドル以上を稼いでいるのに対し、Robloxのクリエイターでその金額以上を稼いでいるのは1050人に過ぎません。
いずれにせよ、核心的で議論の余地のないことはこうです: Second Lifeのクリエイターは、Robloxのクリエイターよりも多額の収入を得るチャンスがあります。
そして今、Robloxの開発者がSecond Lifeでスクリプトの書き方を学ぶのはずっと簡単になりました。
興味のある人のために、Signalは同社のSLua wikiページを紹介しています。
「現時点ではアルファ版で、ベータ版ではドキュメントがもっと良くなり、最終リリースではさらに良くなります。これはかなり初期段階であり、APIが変更される可能性は否定できません。また、デバッグ情報が言語に統合されているため、パフォーマンスが最終的に速くなるとは限りません。」
しかし、Wikiページ自体は更新される予定です: 「将来的には、LSLのドキュメントをより現代的なフォーマットに移行し、誰もが再び投稿できるようにしたいと考えています(スパムを防ぐため、mediawikiでは登録をオフにしています)。この新しいドキュメントでは、同じプラットフォームで異なる言語をどう使うか明確にするために、LSLとSLuaの両方の文書化を一緒にしています。」
そして、SLuaがなぜ重要なのか、Signalからのもう一つのヒントです:
「私たちはVM言語をオープンソースにする予定です。オープンソースソフトウェアの上にこれを構築しているのだから、コモンズに貢献することは重要です。」(オープンソース化の具体的な時期は未定ですが「合理的な範囲でできるだけ早く」とSignalは付け加えています)
SLua: Why Roblox Creators Should Also Look Into Second Life's New Scripting Language
Primfeedがビデオアップロードオプションを追加、SLユーザーのためのソーシャルメディアプラットフォームに関する印象的な統計
無類のTeal Aureliaによるこのマシニマは、Second LifeユーザーのためのソーシャルメディアプラットフォームPrimfeedで始まった、待望のビデオオプションを紹介する楽しい方法として制作されました。(無料ユーザーは低解像度の短いクリップ、有料会員は720pで10分まで)。
Flickrの広告に関するポリシーがコミュニティの多くを苛立たせ、この写真共有サービスがSecond Lifeのメンバーを積極的に敵対視していると考えられたことから、SLユーザーがFlickrを利用するための代替手段として、Primfeedは昨年6月に開始されました。(しかし、Flickrのコミュニティマネージャーにインタビューしたところ、彼女はそれを否定しました)
いずれにせよ、Primfeedはその後、それ自体が比較的活発なプラットフォームに成長しました。ここにいくつかの統計があります:
- Similarweb(大手分析会社)によると、Primfeed.comの月間訪問者数は100万人を超えています。(正確には101万、昨年8月の842,000から増加)
- Primfeedの創設者/オーナーであるLuke Rowleyさんによると、Primfeedの月間アクティブユーザーは20,000人を超えたそうです。(すなわち、人々は少なくとも月に一度ログインしています。)
- Rowleyのコメント: 2月のPrimfeedの週間アクティブユーザーは12,800人でした。
20,000人のMAUは多くないように見えるかもしれませんが、Second Lifeの50万人のMAUベースから考えると、ユーザーがとてもアクティブだということを表しています。
また、注目すべき点もあります: Primfeedは現在、SLのショッピングサイトSeraphim(SimilarWebによると先月の訪問者数は99万人)よりも多くのトラフィックを獲得しており、これは PrimfeedがLinden Labが所有していないSecond Lifeに特化したウェブサイトで、現在最も訪問者数が多いことを示唆しているのです。
しかし、Primfeedはどのようにコンテンツを宣伝しているのでしょうか?
Primfeed の注目コンテンツの統計
Lukeのおかげで、私は最近、このプラットフォームの注目コンテンツオプションを使って実験しました。
- 1日で8,222-8,777のインプレッションを獲得
- 1日で85-105 の記事へのクリックを獲得
- 1日で26-46 記事内にあるNWNのURLへのクリックを獲得
これはインプレッションとしてはかなり良い結果です。クリックスルー率はソーシャルネットワーク広告としては確かに低い方ですが、それは New World Notesが Primfeed で人気があるような、特定のSLショッピングやイベントを紹介するブログではなく、ニュースやカルチャーに重点を置いているからでしょう。
では、Primfeedのユーザーはどのような外部サイトをクリックしているのでしょうか? SimilarWebのデータです:
これはかなり面白い結果です: 少なくとも過去28日間、Primfeedユーザーが最も頻繁にクリックした外部リンクは... FacebookとFlickr。Second Lifeのウェブサイトよりも多いです!面白いですが、驚くことではないでしょう。
そういえば、ワグナーはHamlet AuとしてPrimfeedに登録しています。そしてNWNの優秀な画像コラムニスト、Cajsa Lilliehookのアカウントもあります。Cajsaのコラム「Cajsa's Choices」をFlickr以外にも広げたいと思っていますが、「画像を埋め込む」オプションがないので待っているところです。しかし、その前に画像検索とハッシュタグの登場も期待したいですね!
inZOIのクリエイティブスタジオにあるビルドモードで居住空間を作る
野心的なライフシム「inZOI」のクリエイティブスタジオのデモを紹介します。昨年デモが話題になったキャラクタースタジオとは対照的です。 特にビルドスタジオは、建物や居住空間をカスタマイズして作成するためのものです。
inZOIを手に入れた、または手に入れようと思っているNWN読者はどれくらいいるでしょうか?コメント欄に挙手を!
Watch: Creating Living Spaces inZOI's Build Mode in Creative Studio
メタバースに関する私の本をLLM(大規模言語モデル)に取り入れたくない理由
MetaはAIを訓練するために何百万冊もの本の著作権を侵害している、とAtlantic誌が最近報じました。ここには、自分の好きな作家がMetaの学習セットに含まれているかどうかを調べる便利なツールもあります。
ワグナーは、自分の著書がすこに含まれていることについて、どのように抗議するかわからないといいますが、最近考えていた関連トピックを思いついたようです:
自分の最新刊をLLMに送り込むことに意味はあるのだろうか?
ここ数年、友人や同僚からそんなことを聞かれることがあります: 「あなたの本をLLMにアップロードして、誰でも簡単に何でも聞けるようにするのはどう?」
例えば、あるAI企業のトップが、どうすればそれができるかを説明してくれました:
「ペタバイトに近いデータをLLMにフックして、グーテンベルクの本の著者に関する調査をループさせるというプロジェクトに携わりました。そして、その本を著者自身の声やスタイルで読むインタラクティブな本に変えたのです。」
このアイデアに対する私の即答はこうです: 「うーん、まぁいいや。」
もっと思慮深い答えはこうです。「Fuck、いやholy shit それは自分の本がどう機能するかということですらないんだ。なんてことだ。」
でも、この質問は何度も出てくるので、そう思う人も多いのでしょう。あなたが好奇心旺盛な場合を考えて『Making a Metaverse That Matters』をテーマに、より詳しく、罵倒の少ない説明をします。
私(ワグナー)の本は、段階的な論証と、その論証を実施する一連の物語です。
私の『Making a Metaverse That Matters』の構成を例にとると、最初のページでメタバースを定義し、それに続く長い序章では、私が長年にわたってプロファイルしてきた5人のパワフルなストーリーが語られます。
この定義を前面に打ち出したのは、私の本が漠然とした大げさなコンセプトについて書かれたものではなく、すでに初期の形で存在している実際のプラットフォーム・カテゴリーについて書かれたものであることを、潜在的な読者に即座に伝えるためです。これらのストーリーのひとつひとつが、私の定義の重要な側面を示しているのです。
例えば、序章で私が語るフラン・セレナーデの話です:
フランは奇妙なことに気づいた:身体の動きが著しく回復しているようだった--明らかに、Second Lifeでの活動の直接的な結果として。
「[自分のアバターを]見ていると、まるで実際に太極拳をやっているかのように、自分の体の動きを感じることができるのです。(それは、現実では不可能なことです)」と彼女は2013年に私に語った。
つまり、バーチャルな世界を使うことで、彼女のパーキンソン病の症状が和らいだようなのだ。
…このことの意味は、まだ十分に研究されていないが、特に世界中で急速に高齢化が進んでいることを考えると、大きな意味を持つことになるだろう。私たちが知る限りでは、没入型のバーチャルな世界で起こったからこそ可能なのだ。
このストーリーは、メタバースは没入型のバーチャルワールドであることが不可欠だと言う理由を示しているのです。そして願わくば、メタバースがすでにフランのような人々を助けているということに読者が触発されることを!
私の本がメタバースをどのように定義しているかをLLMに尋ねただけなら、その意図性はすべて失われてしまうでしょう。それは間違いなく、あまり刺激的ではないでしょう。
そこで、もう一つのポイントに行き着きます:
私の本は、刺激的であると同時に有益であることを意図していますが、最初から最後まで読んでこそ、その両方に最高の成功を収めることができるのです。
Making~の中で私が個人的に気に入っているのはエピローグで、本全体を通して私が書いた人々のストーリーをまとめています。私はこのような個人的なストーリーに感動し、鼓舞されます。しかし、もし誰かがそれらをLLMに要約してもらうだけなら、そのすべてはほぼ確実に見逃され、間違いなく希釈されてしまうでしょう。
つまり、最初から最後まで読んで初めて、その重要性がわかるものなのです。
どのような本もLLMに読み込ませるべきではない、チャットボット化すべきではないと言いたいのではありません。特に技術書や参考書に関しては、すべての本が強い論文やストーリーを意図しているわけではないのですから。(私のもっと技術的な2冊目の本『Game Design Secrets』は、かなり古いですが、おそらくLLMで使えるでしょう。)
また、フィクション小説(特にファンタジーやSF)を探索可能な世界に変えるためにLLMを利用することには、かなりの可能性を感じています。その場合、本は一種のゲームデザイン文書のようになるでしょう。(実際、私はその線に沿ったプロジェクトに携わっていますが、それについては後述します。)
だからぜひ、それぞれの著者が自分で決められるのであれば、本とLLMを一体化させる実験をしてみましょう。問題なのは、Metaのような企業が、私たちの手からその選択を積極的に奪おうとしていることです。
Here's Why I Don't Want My Book About the Metaverse Fed Into an LLM
Second Lifeユーザーはフォークト=カンプフ検査を受ける必要があるか?フィリップ・ローズデール、Second LifeにおけるA.I.の物議を醸す使い方についてタウンホールで約束
ワグナーは、古典的なSFのコンセプトが現在の技術で実用的な参照点になるときが大好きだといいます。そして最近Second Lifeのタウンホールで実施されたミーティングで、まさにそのようなことが起こりました。Linden LabCTOのフィリップ・ローズデールが、A.I.パワーのNPCをSecond Lifeに導入に興奮していることに、あるユーザーが意義を唱えたのです。
その質問は「フィリップがA.I.を愛し、それが未来だと考えていることは理解できますが、Second Lifeでそれを押し付ける非常識さが理解できません。ペットが病気になったとき、A.I.はクリエイターの周りに集まるでしょうか?親が死んだ時、A.I.は人々をサポートするのでしょうか?それに対して何か言うことはありますか?"」
『ブレードランナー/アンドロイドは電気羊の夢を見るか』への完璧な言及を含む、フィリップの回答の全文がここにあります:
その質問と言い回しが大好きです。
先ほども触れたように、A.I.とは、私が先に述べたような、ますます多くのことを意味していると思う。例えば、A.I.は言語翻訳に使われる。ここにいるほとんどの人は、言語翻訳にA.I.を使ってほしいと考えているのではないでしょうか。
一方、あなたがおっしゃるように、A.I.アバターがこの世界で生活するということは、まったく異なる検討事項をもたらします。その最たるものが、Second Lifeがオープンであり、一般的に、例えばコンテンツ作成に関して、人々が自分で/選択できるシステムであるように設計されているという点です: その中でA.I.はどのようにフィットするのでしょうか?
この点に関しては、タウンホールミーティングを別に設けて話し合うことになると思います。もし私たちがA.I.を[バーチャルな]世界に欲しくないとしたら、それはどういうことでしょうか?私たちは皆、数日おきにフォークト=カンプフ検査を受けなければならないのでしょうか?
でも、そのことについてもっと話す機会は大歓迎だし、その複雑さには間違いなく敬意を表します。ここでもう1つ【主張】しておきたいのは、盗まれたデータの上にA.I.が存在するということです。この議論は、もちろん、今世界中で起こっている大きな問題です。今日私たちが知っているようなインターネットというコモンクロールは、A.I.の訓練にどの程度まで使われるべきなのか?
その議論の複雑さには改めて感謝しているし、世界の舞台でその答えが出ることを楽しみにしている。おそらく国ごとに、みんながどう感じているかを把握しながら、公平で適切な議論をしていくことになると思います。
それとは別に、バーチャルの世界における、なぜ、あるいはA.I.を使って人間になるかどうかという問題は、非常に興味深く、おそらく、大人がいて、さまざまなことをして、さまざまなものを作っている卓越したバーチャルの世界である私たちならではの会話だと思います。
だから私は、[Second Lifeが]実際にタウンホールとなり、A.I.について良い会話と進歩ができるフォーラムになることを願っています。私たちは長年にわたり、さまざまな形でそうしてきたと思います。
フィリップとは、このような話題をさらに掘り下げていきたい。特に、フィリップのこの回答は興味深いものではあるが、本来の質問の意図をやや逸脱しています。ひとつには、AIを搭載したNPCはまだ人間との違いが明白であり、押しつけがましく、たいていは迷惑で、『ブレードランナー』のレイチェルのようなものではありません。そして、彼らがすぐに大幅に改善されるとは思いません。
さらに重要なことがあります。Second Lifeのクリエイターたちは、コンテンツ経済におけるAI世代の利用をますます懸念しています。一方、Gen AIが煽る「ファストファッション」は、おそらく現在愛すべきバーチャルブランドとの間に存在するコミュニティ/クリエイターの関係を侵食するでしょう。これがLinden Labが取り組むべき重要なテーマになるはずです。
しかし、何が正しい答えなのでしょうか? ワグナーは当初、読者アンケートとしてこの問題を提起しようと考えましたが、すでにエコシステムに氾濫しているテクノロジーを規制するための、実行可能で議論の余地のない方法があまりないことに気づき、断念しました。
詳細はまた後日。それまでは、盛り上がること間違いなしのタウンホールにご期待ください。
Project Mesh Revolutionは今Second Lifeに必要なもの --うそじゃない!
Second Lifeのソーシャルメディアは、Salt PeppermintさんのPROJECT MESH REVOLUTION に対する興奮で燃え上がっています。これは、SLアバターがどうあるべきかという私たちの視点を完全に変えるものです!
「私は2つのボディと2つのヘッドをリリースすることを約束します。」昨日、これは手の込んだエイプリル・フールの一種かと最初に尋ねたとき、彼女は私にそう言いました。「そして、27人のクリエイターがそのための服やアクセサリーをリリースしています。」
その中には、Kiwi Co.のレジェンド Gizem Mishiさんも含まれています:
「このプロジェクトは、ただ私たちの作品を共有するだけでなく、特別なものなのです。私たちが愛情を込めて作り上げたものすべてに、誰もが無料でアクセスできるよう、寛大なタイムラインを提供しているのです。私は、ソルトによるこの素晴らしいイニシアチブのために、アクセシビリティとコンテンツプールをまとめることができたことに最も興奮しています。」と彼女は言いました。
PMRは、現在のSecond Lifeのメッシュファッション経済の多くの欠点に対処しようとしています。
「SLにおけるメッシュボディの現状は、着用するボディのために特別にリギングされたアイテムを購入するというものです。Maitreyaは女性のボディしかリリースしていません。そしてボディに合わせてリギングされた服しか着られません。ほかのボディブランドでも同じです。Legacy Male bodyには、Legacy Male body用にリギングされた服が必要なのです。」
PMRは、Second Lifeメッシュの現在進行中の最適化不足の問題にも対応しています。Second Lifeで売れ筋のメッシュボディのほとんどは、非常に多くの過剰なトライアングルを持つため、ラグを引き起こし、事実上、他のユーザーに対するDDOSとなっています(ある元Linden Labのエンジニアが私にそう言いました)。
これとは対照的に、PMRは 「非常によく最適化されている 」とSalt Peppermintさんは約束します。
彼女のS&Pグループのメンバーは、すでに2つのPMRボディと2つのPMRヘッドのコピーを手に入れています。今朝(4月1日)に配布が始まってから、何千人ものメンバーがインベントリに入っているのを見つけるでしょう。
そして今、この話題は、ソーシャルメディアで熱心にシェアされています。
例えば
Yes:Project Mesh Revolutionは高度に最適化され、カスタマイズ可能です。なぜなら、彼らは段ボール紙の切り抜きだからです。
これはある面では愉快なエイプリルフールの荒らしだが、同時にいくつかの重要なポイントも露呈しています。(笑えます!勉強にもなります!)
「実際、メッシュボディが多すぎて、私はリギングに疲れました。」とSaltさんはワグナーに言いました。
「平らなものが必要だと思ったのです。それで、これはエイプリル・フールにはもってこいだと思いました。みんなに、段ボール紙のボディをあげようと。」
「それを作って友達に見せたら、すごく気に入ってくれて、『このためにドレスを作るわ 』と言ってくれました。ちょっと唖然としました。そして別の友人にも見せたら『冗談じゃない。私たちにはこれが必要だ。この服のために服を作りたい』って。」
「それでちょっと考えて、よし、やろうと思いました。私が頼んだ友達はみんなすぐに賛同してくれたのです。」
そう、彼女が約束したとおり、PMRは高度に最適化され、カスタマイズが可能です。そして、PMRに対するコミュニティの熱烈な興奮は、メッシュ経済がいかに純粋にフラストレーションを募らせ、解決策を切望させているかを浮き彫りにしました。
「その渇望は常に存在していました。そしてこのジョークに憤慨している人々は、まさにそれを望んでいたのです。身体は確かに現在のものよりも最適化できるかもしれませんが、限界もあります。現在のセットアップでは、「one fits all 」を実現することは不可能ですが、私たちは皆それを夢見ています。少なくともクリエイターの視点からは。」と、Peppermintさんは語ります。
そのためか、コミュニティーの多くはPMRをエイプリルフールとして楽しむだけでなく、皮肉にもPMRに傾倒しています:
「今、人々はさらなるものを求めているのです! というのも、私たち(クリエイター)は、ペーパードールのためにもっと多くのものを作ることになるかもしれないからです! 確かに毎回のリリースではないけれど、あちこちで! だって、かなり簡単で楽しいんだもの。」 Linden LabもPMRについてソーシャルでシェアし、全体的な関心を高めています。
そして、PMRは非常に最適化されているので、ラグの心配をせずに他のPMRアバターと一緒に楽しむことができます。(実際、2010年代には、Barbara Lippeが開発したペーパードール・ベースのクールな仮想世界「Papermint」が話題になっていました。)
Salt Peppermintさんはこう言いました。「私たちの多くは楽しむことを恋しく思っています。このボディはコミュニティをひとつにしました。私たちはより絆を深めたのです。笑いながら、創造力をそこに注いだのです。」
Project Mesh Revolution is What Second Life Needs Right Now -- No Fooling!
来月のおすすめバーチャルワールドニュースもお楽しみに!
Snap Shot Location: NEO KABUTO CITY
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